てんとう虫のペンダントヘッドの作り方
クレイシルバーを丸め、てんとう虫の形を作ります。 (15g位を使用したと思います) 充分乾燥させます。厚みがあるので、乾くと“ひけ” が出ますので、粘土を盛り付け乾燥・修正します。 |
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てんとう虫の表面をペーパー(400から600番程度) を使用し、形を整えます。 表面が滑らかになる程度まで磨きます。 (焼成後にまた磨きますので、あまり神経質になる必 要はありません。) ペンダントトップになりますので、丸環を取り付ける 差し丸環を作ります。 差し丸環の作り方はこちら |
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てんとう虫の裏側に差し丸環を取り付けます。 てんとう虫の裏側を掘り込み、差し丸環をペーストで 埋めます。 ペースト乾燥後隙間が出来ますので、根気良くペー ストを塗り盛り上げます。 乾燥後、ペーパーで形を整えます。 |
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てんとう虫の模様をつけます。てんとう虫の模様は真 鍮線で表現します。 背中に真鍮線を埋め込むための穴をあけます。 下書きをし、ピンバイスを球(背中)の中心に向けて 放射線状になるようあなをあけます。このとき、細い ドリルから徐々に大きいドリルにしていくようにして下 さい。位置を都度確認しながら作業を進めていきま す。 穴の深さは5mm以上あれば良いと思いますが、貫 通しないほうが後の作業がしやすくなります。 穴の径は、埋め込む真鍮線より若干(0.1〜0.2 mm程度)大きくなるようにします。 |
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今回埋め込む真鍮線は径2mmを使用します。 ドリルで穴を径1.8mmまでひろげ、仕上げとして 先端にニッパーで傷を付けた真鍮線をピンバイスに 付け、削っていきます。 |
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先端を平らにした真鍮線径2mmを長さ4mm程で 切り落とします。切り落とした側を埋め込むことにな ります。 埋め込む側の外周に抜け防止のため傷を付けてお きます(ニッパーではさんで切れない程度に力を加 えます)。 これを7個つくります。 |
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真鍮線を埋め込みます。一箇所づつ完了させて いきましょう。 穴の奥にシリンジタイプを搾り出します。 |
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真鍮線の埋め込む側にペーストタイプを塗り、先程 の穴に差し込みます。周りの隙間からペーストがは み出してきますが少しづつ押し込みます。 真鍮線の表面が周りより少し出ている状態で止めま す。押し込みすぎると元には戻れませんので、慎重 に少しづつ作業を進めてください。 (若干の押し込みすぎであれば、焼成後に復帰しま す・・・焼成の欄参照ください) |
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7個全て埋め込んだ状態です。 ペーストがはみ出ていますが、気にする必要は有り ません。 |
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丸環を取り付けます。 今回丸環を後から付けましたが、先ほど紹介してい ます差し丸環の作り方により、先に丸環をつけておく 方法をおすすめします。 または、市販の丸環を使用する場合は、後からつけて も良いです。 |
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焼成します。 シルバークレイは焼成により縮みますので、真鍮線 の部分のみ若干飛び出してきます。 |
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表面を磨きます。 真鍮線の周りに隙間が出来た場合、ペーストを使用 して修正・再焼成を繰り返します。 やすりを使用して真鍮線の部分のみ削り、シルバー が削れ出したらペーパーに切り替えます。表面が均 一になるよう磨きます。 ペーパーの400、600、1000番と仕上げます。 てんとう虫の隣は、同時に作成した葉っぱです。 |
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金属磨きを使用して鏡面仕上げにします。 今回は、タミヤの模型用コンパウンドを使用していま す。 注:ピカールは油性のため、後に行なういぶしに影響を 与えます。使用しないほうが良いです。 その後良く洗い、乾燥させます。 |
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いぶし(黒染め)を行ないます。 お湯にいぶし液を数的入れ、作品をいれます。 数分で黒くなります。 黒くなったら取り出し、水でよく洗います。 |
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出来上がり。 いぶしを終えたままだと表面はくすんでいます。 シルバークロスで磨くことでつやが出ます。 |
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てんとう虫のアップ。 最初の作品としては良く出来たと思っています。 |