第8回パールジュエリー・デザインコンテスト出品作 「摩天楼に浮ぶ月」 作り方紹介 NO.3
21.ベース・ドーム焼成 ドームは入念に石綿で補強して炉に入れます。熱で作品が自重で変形するのを防ぎます。今回も、炉中で常温から850℃まで昇温します。 |
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22.ベース・ドーム焼成後 焼成後の状態です。全体に梨地上状になります。 大きな変形もなくOK。 |
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23.ベース・ドームの張り合わせ ベースとドームの位置合わせ後、パールを立てるピンの位置決めをします。現物で確認し、ピンバイスで貫通しない程度に下穴を開けておきます。 ベースとドームは鏡面まで磨きなおしておきます。油性ペーストで外周を接着、隙間を埋めていきます。 |
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24.ベース・ドームの張り合わせ 裏からも入念に隙間を埋め、肉盛りしていきます。なるべく焼成する回数を減らしたいため、へこみ、隙間が無いことを入念に確認します。 |
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25.ベースドームの張り合わせ さらに念のため外周に肉盛りをしておきます。外周はなだらかにつなげるため、出来上がり時に凹みが残らないよう気を付けます。 |
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26.ベース・ドームの焼成 石綿を中に詰め、炉に入れます。今回、3日程乾燥時間をとったので、いきなり850℃の炉に入れてみます。 |
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27.焼成後剥がれている・・・ 原因は分かりませんが、ベースとドームが剥がれています。最大で0.5mmほど開いているところもあります。油性ペーストの乾燥が不十分で中から破裂したのか、作品が反ったのか・・・。いつものように常温から加熱すればよかったと思いました。 |
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28.修正 気を取り直して修正に入ります。隙間に油性ペーストを押し込み、強引に埋めて行きます。ついでに表面の気になる傷も修正します。油性ペーストが乾いた後、表面を金属棒で軽くこすり、さらに隙間に押し込んで表面を滑らかにします。 |
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29.焼成 今回は常温からの加熱により、無難に焼成が完了。隙間も一通り埋まっています。 |
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30.外周研磨 外形の形を整えます。深い傷を付けないよう注意しながら、スポンジやすりで仕上げていきます。滑らかな曲線で裏と表とつながるようにします。 ベースの平面も、曇っているため磨いておきます。 |